
あらすじ
有名企業に就職内定したものの父が莫大な借金を作り突然の蒸発。豊田ひなは借金返済の為に仕方なく就職を諦め、ヴァージンのままデリヘルで働くことになる。
デリヘルデビューの日、ひなが呼び出されたのは高級ホテルのスイートルーム。そこで待っていたのは本来ひなが働くはずだった会社のイケメン社員だった。面接の履歴書を見てひなに興味を持った男は、ガチガチに緊張しまくりの彼女を迫るのだが、オプションを開くと「ローター・バイブ・電マ・ごっくん・顔射・放尿プレイにオナニー鑑賞」と書かれており・・・。
恋愛経験はおろかセックス経験すらないひなはどうなってしまうのか!?
感想とネタバレ
父親の借金返済の為に優良企業の内定を返上し、ヴァージンのまま風俗店で働くことになったひなが不憫で可愛いです。

そんなひなに興味を持ったセレブなイケメン呼び出す九条。世間知らずが過ぎて何かと危なっかしいひなを心配し、身を守る方法を叩きこむ男前さに惚れます。言うことはちょっと過激ですが、ひなの事を心底思って出た言葉の数々には愛情を感じますし、口先に頼らず行動で手本を示す所にさらに惚れ直します。
最初は九条に怯えていたひなが、彼の不器用な優しさに触れて頼りにしていくのも微笑ましく、片やツキに見放されたデリヘル嬢、片や大企業のセレブ社員という凸凹カップルを応援したくなります。
あらすじには過激な部分がありますが、原則九条は甘々で、無理矢理っぽい描写はほぼないのでご安心ください!九条がひなを助けに重い腰を上げるのが毎度のパターンですが、何度もピンチを救われるうちに九条の新たな面を知るひなと、ひなの純粋さに癒される九条、正反対の両者の距離の縮まり方が最高でした。
まさにデリヘルの姫と黒い王子様、職業や立場は異なれど互いへの愛情は本物のバカップルです。