203号の隣人は鍵束一つ残して消えた。｜深読みできるエンドにゾクゾクします-ネタバレ感想

著者：parasite garden(閏あくあ)／203号の隣人は鍵束一つ残して消えた。

なんともいえないほの暗さがたまらんて･･･！
さりげに主人公ちゃんもヤバくて良き。

203号の隣人は鍵束一つ残して消えた。のあらすじ

お隣さんの鞍馬凪人さんは凄く素敵な人。

優しくて朗らかでいつもニコニコしていて、私にいつもよくしてくれて、そんなお隣さんが好きになってしまった。
恋愛下手な私は、好意の伝え方が分からなくてストーカーまがいの行為をしてしまう･･･そんな自分にいつも自己嫌悪していた。

でも、ある日知ってしまった。鞍馬さんは私がストーカーまがいの行為をしているのを全て知っている。
知っているうえで優しくしてくれているのだ。
ストーカー行為による罪悪感でいっぱいになってしまった私は、彼から離れなくちゃと引っ越しを決意した。

引っ越しの当日、鞍馬さんに挨拶に行った私は自分がストーカーであることを告白し謝罪した。
だけど鞍馬さんは「知っている」と楽しそうに笑って私を部屋に引き入れて･･･。

しょっぱなから主人公ちゃんふつうに可愛い女の子かと思いきや、ナチュラルストーカー少女っていう･･･。
全体的に気持ち悪いほどゆるく歪んでて、読んでてめっちゃゾクゾクする！
けど、これはホラー漫画なのでは･･･？

著者：parasite garden(閏あくあ)

好きになっちゃったからゴミとか漁るストーカーしちゃって、鞍馬さんにバレちゃってるのに気づいてすぐ引っ越し決意って、主人公ちゃんも相当ヤバイ人なんだけど、
鞍馬さんが手に負えないレベルのヤバイ人でっていう、この作品大家さん以外マトモな人出てきません。

著者：parasite garden(閏あくあ)

鞍馬さんはすごくニコニコしてるのに無邪気な発言には闇しかない人。
精神から先に支配していくタイプのサイコパスで、主人公ちゃんのストーカー行為に気づいて自分から隣室に引っ越してきたという･･･。

主人公ちゃんと身長体重同じで同じ顔をしたダッチワイフを完備、床に落ちた精子を舐めさせたり、笑顔でどんどん精神を抉ってくる鞍馬さんが怖くも魅力的すぎる。
サイコパスでヤンデレというだけあってプレイもハードめだけど、行き過ぎた愛情表現と思えばありよりのあり･･･。

作者様も閲覧は自己責任でとおっしゃっているけど、ストーリーは読み手の受け取り方が色々あるエンドになっているのでダークめが苦手な人は避けたほうがいいかも。色々深読みできちゃうぞ･･･。

音声作品と漫画作品でそれぞれの解釈違いを楽しむこともできるので、どうせなら一緒に楽しむのがおすすめです！

著者：parasite garden(閏あくあ)

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